【お仕事】空へのぼる
2012.07.12 Thursday 16:59

[空へのぼる]
八束澄子著
講談社
これはうれしいお仕事でした。
主人公の乙葉は小学5年生。
読者の対象年齢も小学校高学年から。
わたしの娘も現在、小学5年生です。
もちろん、依頼した側はそんなことご存知ありませんでしたが。
木がたくさん出てくるお話なので木の板に空が広がっている絵を、というご依頼でした。

作者の八束さんは広島のご出身で岡山のご在住。
私の父は広島の出身で母は幼少期を岡山で過ごしています。
主人公たちがしゃべるイキのいい言葉はすとんと私自身になじみました。
そしてこの作品の中に出てくるひとつの大事な日付が私の誕生日と同じ日でした。
おこがましいのですが
そんないろいろな偶然もあって
作品のほうがわたしを呼んでくれたような気がしています。
主人公とその姉の名前は木の名前にちなんでいて
姉・桐子の恋人軍二の職業は空師と言います。
空師というのは周りの家や木を傷つけないように大木を切り倒す、
倒される木をも最小限、傷つけずに木を伐る職人さんのことで、
「木に登って仕事をする=空に近いところで仕事をする」という意味でそう呼ぶそうです。
モデルになったという空師さんもブログに紹介記事を書いていらっしゃいます。
表紙、花ギレ、しおり、全部違う空色で素敵な造本になっています。
装幀は宇都宮三鈴さん。
児童用に書かれたものですが、
「生まれる・生む」という重いテーマをテンポよく読みやすく描いていて
大人が読んでも普通の小説として十分に読み応えのある面白い作品です。
11日頃より書店に並びます。
見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。

見返しは「乙葉がスケッチブックに描いた葉っぱ図鑑のイメージ」ということで
文字の部分は中3の息子に書いてもらいました。
(本当は娘に書かせようと思ったのだけれど、〆切の日に遊びに行っていたので。)

目次と章タイトルの下にもカットが入っています。

こちらはカバーラフのボツ・バージョンです。
採用バージョンもこちらも乙葉の足の表情が自分で気に入ってます。
姉・桐子の恋人軍二の職業は空師と言います。
空師というのは周りの家や木を傷つけないように大木を切り倒す、
倒される木をも最小限、傷つけずに木を伐る職人さんのことで、
「木に登って仕事をする=空に近いところで仕事をする」という意味でそう呼ぶそうです。
モデルになったという空師さんもブログに紹介記事を書いていらっしゃいます。
表紙、花ギレ、しおり、全部違う空色で素敵な造本になっています。
装幀は宇都宮三鈴さん。
児童用に書かれたものですが、
「生まれる・生む」という重いテーマをテンポよく読みやすく描いていて
大人が読んでも普通の小説として十分に読み応えのある面白い作品です。
11日頃より書店に並びます。
見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。

見返しは「乙葉がスケッチブックに描いた葉っぱ図鑑のイメージ」ということで
文字の部分は中3の息子に書いてもらいました。
(本当は娘に書かせようと思ったのだけれど、〆切の日に遊びに行っていたので。)

目次と章タイトルの下にもカットが入っています。

こちらはカバーラフのボツ・バージョンです。
採用バージョンもこちらも乙葉の足の表情が自分で気に入ってます。